web制作の基本

CSS Nite 手を動かす前に考えておくこと-part5

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ブランディングについて

草間さんが定義するブランディング
まず、ブランドとはお客様が商品やサービスに抱くイメージのことを指します。そして、企業側からすれば、やはり“こう思われたい”というビジョンが当然あります。これを“ブランドコンセプト”と呼びます。
ブランディングとは、ブランドイメージをいかにしてブランドコンセプトに近づけていくかということを指します。
つまり、お客様から見た商品サービスのイメージと、自分が抱くサービスのイメージをイコールにしていくことがブランディングといえるでしょう。したがって“ブランディング”とは何も高級なサービス・商品に対してのみ行うものではありません。
ブランディングを行う際、お客様に対して何かしら刺激を与えていかなければなりません。
手段としてテレビやwebサイトなどがあるように、お客様に“刺激”を与えることでブランドイメージが定着するとのことです。

ブランドは “ブランド要素”と“ブランド体験”に分けることができます。

<ブランド要素とブランド体験>
ブランド要素・・・ロゴや色、キャッチコピーを指します。
ブランド体験・・・それ以外の全ての要素を指します。当然、スタッフの対応などもブランド体験に含まれます。

次に、ブランディングをどのように行っていけばよいのかについて事例を用いて紹介していきたいと思います。

どのようにしてブランディングを行っていけば良いのだろうか

買取りサービスを例にとってみましょう。こういったサービスは参入障壁が低く、競合がどんどん増えていくことは間違いありません。そのため、リスティング広告などを回していたとしても、いずれは価格勝負となることは間違いありません。よって、しっかりとブランディングを行う必要があります。
ブランディングを行う前の第一ステップとして、まずは市場分析から行いましょう。
まず、既存の市場の商品サービスを深堀していくのか、それとも新規の商品サービスを展開していくのか自分たちがどうしたいかを考えて戦略を分けていく必要があります。
ここで、市場分析を行う際の分析手法を紹介します。

・SWOT分析
SWOT分析とは、強み(strength)・弱み(weakness)・機会(opportunity)・権威(threats)
の頭文字をとったもので、競合と比較して何が強みで何が弱いのかを分析する手法ことに意義があります。

・3C分析
3C分析とは市場(customer)・競合(competitor)・自社(company)の頭文字をとったもので、外部と比較を行い、購買する意思のある潜在顧客を把握することにあります。
3C分析は外部と比較を行う分析手法なため、競合がやっていないサービスを見つけ出すことに意義があります。
まずはブレスト(ブレインストーミング)
何でもいいので自分たちの強みを書き出すこと。
*顧客に関して
お客様目線で考えると、何かサービスを提供されるとアンケートに答えたりしてくれるものだそうです。

・競合分析
競合分析とは読んで字のごとく、競合と比較して何が足りていて何が足りないのかをツールを用いて調査していくことです。例えば、ページ内にどれだけのテキスト量があるのか、CMSは何を使っているのか、プログラミングの技術はどうなのかといったものを徹底的に分析していくことを指します。
競合分析とは何も、webサイト内部のことだけ分析すればいいわけではありません。
Webサイト以外に分析しなければならないものとして下の項目をあげていました。

・顧客の電話応対
・競合と比較して見積もり金額が適切か
・顧客の性別や年齢


・SPPマーケティング
SPPマーケティングとは市場をセグメント化し、過去データを全て抜き出すことから始まります。そしてその中から優良顧客を絞り、ターゲットとする顧客を明確にしていくことを指します。ターゲットとする顧客が明確になり次第、ペルソナ設計に繋げていきます。(ターゲットの象徴となる人物像を作成する)

・ポジショニング
競合から見たときに、自分たちのサービスがどのようになっているのかというところを冷静に分析していくことを指します。ポジショニングからターゲットをどんどん絞り込んでいき、自社の価値を見出していくことに意義があります。ポジショニングは後々、ブランドのアイデンティティーに繋がっていくものです。サービスに対しての信頼や安心があってこそブランドということではないでしょうか。
ポジショニングはキャッチコピーではないので“自分たちがこう思われたい”というものを明確に分かりやすく共有することができればいい。よって、お客様が理想とするサービス提供者にいかにして近づくかが重要といえるでしょう。

分析後、ブランド要素の設計に移ります。

ブランド要素・ブランド体験の設計

冒頭でブランド要素のことを“色”や“ロゴ”などと定義しましたが、設計に移っていきます。
まずは、ペルソナの深堀りから行います。
ブランド要素を設計する際は下の項目が重要だそうです。

・ターゲットとなるユーザーがいつ、そのサービスを好きになったのか
・ユーザーの嗜好を具体化
・ブランド要素は、ユーザー側に合わせる

ブランド要素の設計が完了したら次はブランド体験の設計に移ります。
ブランド体験の設計は、ユーザーに興味をもってもらえるように全体の見栄えや、コンテンツの表示形式などを工夫していくところに意義があります。
買取りサイトを例にとってみると“高価買取”などの文字はユーザーによってはインパクトを与えやすく購買意欲に繋がることもあるそうです。
ブランド体験を設計する上で下の項目が重要です。

・サイト内の各要素の配置
・ターゲットとするユーザーにとって印象に残るキーワード
(“高価買取”、“今だけ”など)

競合よりもブランド体験を優位に保つためには

競合と比較して優位性を保つために重要なこととして、外からの情報や人脈をあげていました。ここでいう情報とは、インターネットなどのメディアでえられる情報ではなく、人脈から得ることができるチャンスだそうです。
ジャズ喫茶のマスターを例にとって説明されていました。
ジャズ喫茶のマスターということもあり、オーディオ周辺機器に関して詳しいことから、修理の依頼がくることがあるそうです。そしてそのチャンスを掴みとり、オーディオ周辺機器の修理をサービスとし稼いでる人もいるそうです。更には、競合と比較したときにオーディオ専門の人よりも音楽に詳しいため、顧客からサービスに対しての安心感を得ることができているようです。これがまさにブランドイメージなのではないでしょうか。
メール対応も紳士的なようで、ジャズ喫茶のマスターは常に分かりやすく教えてくれるといった反響を得ているそうです。

コンテンツマーケティングの設計

まずは、ロングテールキーワードを多く獲得することを意識するのが先決です。
各下層ぺージに対して複合・ロングテールキーワードを最適化していきます。
ここで注意しなければならないこととして、単にサイトへのアクセスが多いというだけでは意味がありません。しっかりとユーザーのタイミングを見計らうことが重要です。
また、リードジェネレーション(見込み客)に関してはアクセスだけで終わらせるわけにはいきません。そこで、会員登録ページの作成や、いかにしてユーザーの気を引く施策を行っていくことが求められます。
当然複合キーワードは各ページに最適化されるため、地域ワードなどを拾うことで特定の地域からのアクセスを集めることができます。
基本的に複合キーワードでアクセスしてくるユーザーに関しては見込み客である場合が多く、自然に会員登録まで至ることもある。よって、コンテンツマーケティングにおいて多くのロングテールキーワードを最適化することは、見込み客の増加に繋がるととらえることができます。

これからのマーケティング

昔はものを作ればどんどん売れたが現在は変わってきている
現在はものが溢れているため消費者が選べる時代。
そのうち、商品そのものではなく、商品やサービスの提供者側のマインド・考え方(会社の方針やCSR活動など)が重視されるのではないかと予想していました。
最終的には自己実現。
人によって価値観や考え方が異なるのは当然なので、そこをいかにして埋めていくのかがマーケティングとなっていくでしょう。技術は進歩していくことは間違いないですが、これからのマーケティングはより人間らしさがより求められるようになることでしょう。

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