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どうなる? 動画マーケティングの現状とこれから

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近年、市場が急成長中の動画広告。今回は動画広告が生まれた背景と現状について、それらを踏まえたうえで動画広告の今後について紹介していきたいと思います。

CONTENTS

動画マーケティングについて遡ってみましょう

動画を使ったマーケティングは、昔からテレビCMを中心に行われてきました。しかし、広告掲載費用が莫大なことから、大企業が主体となっていました。
1995年~2000年初期 企業中心の動画コンテンツ
インターネットが普及し始めた1995年あたりからweb動画広告は存在していましたが、企業が主体となっていることは変わらず、制作はレコード会社中心でした。

動画を目にする機会もインターネットではなくテレビが中心でした。

2005年~2010年
動画広告の制作は現在も企業が主体となっていることに変わりないですが、2004年にFacebookが設立され、2005年にはYou tubeが設立されたことがきっかけでユーザー個人主体の動画コンテンツを、インターネット上で閲覧できるようになりました。

この時期を境に一個人のユーザーが作成した動画コンテンツをインターネット上で目にする機会が増えたといえます。

2010年~現在にかけて
そして2010年あたりから、ユーザーが作成した動画コンテンツへ動画広告が掲載されているのを目にする機会が増えました。

また、You tubeやFacebookだけではなくインスタグラムに代表されるソーシャルメディアが増えたことで、動画広告がさらに身近になりました。2013年頃からは日本で動画広告を認める企業が増え始め、現在もその市場は急増しています。こちらは株式会社サイバーエージェントが行った調査です。

最近の動画マーケティング

ECサイトでは・・・
どれだけ商品やサービスがよかったとしても、ユーザーにその価値が伝わらなければ意味がありません。

商品の魅力を文章で長々と書くよりも短時間で要点をまとめた動画の方がユーザーの印象に残りやすい場合があります。
アメリカやイギリスではECサイトで商品を扱う際に、動画を用いることが当たり前で、購入に至ったユーザーの4割が動画を参考にしているようです。
日本のECサイトでも、商品のプロモーションを行う上で動画を活用する事例が増えてきているようです。このように、商品のイメージを伝えるための効果的な手法として、ECサイト上で動画コンテンツを用いるケースが増えてきています。
それでは、動画コンテンツを効果的に用いたECサイトを少しあげてみたいと思います。

ECサイトに動画コンテンツを活用した事例①
こちらはECサイト“ジャパネットたかた”の商品ページです。商品の特徴を伝えるためにうまく活用している事例の一つです。

“45秒動画”をクリックすると商品イメージ動画が始まります。
商品のスペックが同じであれば、商品ページでユーザーがどれだけ商品のことを理解したかが購入のポイントとなってくるでしょう。動画下の詳細・購入ボタンは、購買意欲を促進する赤色を使用しています。
ちなみに、ジャパネットたかたのECサイトは商品数を8500から600に限定し、見やすくするよう2016年7月にリニューアルされました。

ECサイトに動画コンテンツを活用した事例②
こちらは無印良品のオウンドメディアです。短時間で再生できる動画からは、それぞれの商品イメージ・特徴が的確に伝わってきます。

SNS上では・・・

近年、動画機能を備えたSNSが続々と登場し、動画配信による集客の敷居が低くなりました。
つまり、マーケティングに活用できる選択肢・チャンスが広がってきているのです。
代表的なものとして、Facebook・Instagram・Twitter・LINEがあげられます。
集客にSNSを活用する企業も増えているほどで、その伸び代は計り知れません。

SNSのいいところ
①身近なところでは
SNSのいいところは、自分が面白いと思ったコンテンツを「フォロー」することで人とのつながりを生み出していくことができる点にあります。
企業に属していようが属していまいが、作成した動画やコンテンツを簡単に投稿できる点はSNSの一番の強みといえます。SNSの強みを生かした身近な事例として、Facebookで動画を用いて商品紹介するユーザーや、アプリなどを紹介するユーザーがあげられます。
このように、SNSへ動画を投稿することで趣味・嗜好に合ったユーザーと繋がることができます。また、ユーザーと繋がるだけではなく、自分と嗜好の合ったユーザーを誘導することで、最終的には商品の購入へ繋げることもできます。

②動画広告に関する市場調査では
こちらは株式会社マクロミルが2017年2月6日に実施した「動画広告市場に関する調査」のようです。
(参照:https://www.macromill.com/)
驚くべきことに、動画コンテンツのうちユーザーが内容を最も多く覚えているのは、ソーシャルメディアのタイムライン上に表示される動画広告でした。
そしてこちらが“ユーザーが普段無料で動画コンテンツを視聴するサービスは何か”と536人に対してアンケートをとった結果です。

YouTubeに続き、ソーシャルメディアが続いていることが分かります。これらの調査結果から、SNS上の動画マーケティングにおいて更なる変化や成長が期待できるでしょう。

動画マーケティングのこれから

ここ最近よく耳にするようになった動画マーケティングについて述べましたが、ECサイトだけではなくソーシャルメディアなどにも動画コンテンツを用いる動きが本格化してきていることが分かりますね。
サイバーエージェントが行った調査結果からも分かるように、2013年を境にスマホの動画広告市場規模が急増していますね。今回は割愛しましたが、バナー広告に関しても動画にシフトしてきつつあることを確認できると思います。
このように、今後はスマホやタブレットユーザー中心の動画コンテンツが主流になっていくでしょう。

まとめ

今回は、ECサイトとSNSにおける“動画マーケティング”と、他社が行った調査結果から考えられる“動画マーケティングのこれから”について解説しました。

近年、動画コンテンツは殆どのサイトにおいてインパクトのあるツールとして活用されています。
「バズる」ことだけを目的とするのではなく、いかに端的にインパクトのある動画を作っていくことができるかがポイントとなってきます。

そして近年では、SNS上の動画からユーザーを誘導する動きをとっているサイトも多く見かけるようになりました。SNSサービスの急増・多様化に伴い、以前よりもユーザーを獲得する手法が増えたと捉えることができます。
しかし今回紹介したように、動画コンテンツを用いたサイトは増えているのが現状です。競合と比較して運営するサイトが劣らないよう、動画コンテンツも同様に指標の一つとしていくことが重要だと思います。

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