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ディスプレイ広告は84%のユーザーにクリックされない? 新規ユーザーへの配信、良質な認知施策をするためのネイティブ広告の活用とは

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認知施策を実施する際に、ディスプレイ広告を配信して表示回数を増加させ認知させましょうという提案や、DSPやアドネットワークを活用して安いクリック単価でサイトに遷移させ認知させましょうという提案をよく聞きます。しかし、そもそも表示されたディスプレイ広告は、どのくらいのユーザーに配信されてどのくらいクリックされるのでしょうか。

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ディスプレイ広告は84%のユーザーにクリックされない

ComScore社が発表した「Natural Born Clickers」というデータからは、84%のユーザーは、1か月の間に一度もバナー広告をクリックせず4%のヘビークリッカー(1か月に4回以上バナーをクリックするユーザー)が、ディスプレイ広告の全クリックの67%を占めているといわれております。

結果から分かる通り、クリックをしない84%のユーザーには、ディスプレイ広告を配信してもあまり効果がないということになります。

もちろん一様にディスプレイ広告が駄目といっているわけではなく、ディスプレイ広告には多くのユーザーに安い単価で配信し続けることができるといったメリットもあります。

しかし、どんなにバナーのデザインや訴求力を上げても8割以上のユーザーにはクリックされないという事実があるのです。

アドブロックによる影響

アドブロックと聞いて、ピンと来ない方もいると思いますが、簡潔にいうと「広告ブロッカー」のことです。日本ではあまり馴染みは無いかもしれませんが、日本でもAppStore総合ランキング(有料)で 2016年10月以降ほぼ1位を独占しております。

アドブロックの普及は欧米が先行しており、 2016年に米国でブロックされた広告枠は全体の広告の23% (約2兆円) にのぼります。
アドブロックにより今後さらに、ある一定数の新規のユーザーに対してディスプレイ広告が配信ができない可能性が高まります。

新規ユーザーに対してターゲティングするには

では、どのようにして新規ユーザーをターゲティングすればいいのでしょうか。
そこで登場するのがネイティブ広告(ネイティブアド)になります。

ネイティブ広告とは記事と広告を自然に溶け込ませ、ユーザーにストレスを与えず情報を届ける広告になります。自然に溶け込ませるというのがポイントです。「それってステマじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、それは違います。

ネイティブ広告はユーザーの悩みに寄り添う記事を提供し、その解決方法として自社商材を提示しユーザーにとって価値のある情報を提供をとした広告になります。

従来の広告ですと、一方的にユーザーに訴求するのみであったのに対しネイティブ広告はユーザーが必要としている情報を記載しているのがミソになります。

ディスプレイ広告とネイティブ広告のユーザー層

このネイティブ広告は、ディスプレイ広告に比べて広告効果が高いことが証明されつつあります。sharethrough.comの調査結果からは


・消費者はディスプレイ広告よりも53%高い頻度でネイティブ広告を見ている
・ディスプレイ広告よりもネイティブ広告を見ているユーザーは25%多い

という結果がでています。
ディスプレイ広告よりも多くのユーザーに対してアプローチができる結果になっております。

また、別の調査会社がディスプレイ広告とネイティブ広告のユーザーに関して調査した結果ではディスプレイとネイティブ広告との重複率は6%であり、コンテンツで流入してくるユーザーの新規率は90%前後という結果もでております。

この結果により、ネイティブ広告がより多くの新規ユーザーにアプローチできる可能せいが高いということがわかります。

いいことだけではない?ネイティブ広告のリスク

効果が見込めるネイティブ広告ですが、必ずしもいいことばかりではありません。
株式会社ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、スマートフォンを利用している10代~60代の男女1,297名を対象に『スマートフォン広告に関する調査』の中のアンケートで「ネイティブ広告についてあなたの状態に当てはまるのものをお選びください」という内容のアンケートを実施した結果
下記のような結果になっております。

騙された気分になると質問した結果、回答したユーザー46.9%が「あてはまる」、30.4%が「ややあてはまる」と回答した結果になっております。
不信感・嫌悪感を持つという内容に関しても「あてはまる」、「ややあてはまる」とユーザーも70%をこえており、コンテンツ内容次第で企業に対してマイナスなイメージを持たれる可能性も大いにあります。

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