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SEO周期表の最新版から読み解く変化

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SEO周期表の最新版から読み解く変化

SEO対策に関して詳しくない人からすると対策方法などが分かりづらく、難しい部分があるかもしれません。
しかしながら、上位サイトとの相違点をしっかりと因数分解し、対策を行うことで順位を上げることが可能なのです。
そこで今回は、検索順位に影響を及ぼす各項目をまとめたSEO周期表について解説させて頂きます。

SEO周期表について

まず、SEO周期表とはこれまでSEO業者を成功に導くために重要視されてきた基本的な項目を取り上げたものです。
SEO周期表に記載されている項目は、Googleアルゴリズムが順位決定をする際の200項目全てをまとめたものではなく、重要な項目をピックアップしてまとめたものです。また、周期表の各項目の右上に記載されている数字は、検索順位に及ぼす影響力を示したもので、数字が大きくなればなるほど上位表示に大きく影響し、小さくなればなるほど危険度が大きいことを示しています。

前回版との相違点

SEO周期表は2011年に初回版が公開され、2013年に第二版、2015年に第三版が公開されました。
今回は、第三版として公開された2015年度版と第四版として公開された2017年版との相違点について下記にまとめさせて頂きます。

①前回からより重要視されるようになった項目
Am(モバイル)
これまでと同様にGoogle側はモバイルフレンドリーのコンテンツを重視するようです。
2015年時点での当項目の数字は+2とされていましたが、2017年末~2018年内のどこかでモバイルファーストインデックスが導入されるとGoogle側の発表があったことから、+3が妥当な数字だと判断されました。

As(スピード)
これまでと同様に、ページの読み込み速度と検索順位は関係してくるようです。2015年に周期表第三版がリリースされた当時、AMP (Accelerated Mobile Pages) formatが施行されておらず今回新たに導入されたことで、ページの読み込み速度と検索順位との関係性がより強くなるようです。
前回版では当項目の数字は+1でしたが、今回+2へ上昇しました。

Ca(目的)
2015年に新たに追加された項目です。
周期表に表記されている当項目は2016と比較して1増加しました。
Google側がダイレクトアンサーに重点を置いていることから+2が妥当な数字となりました。

② 前回から数値が減少した項目

Th(ドメイン年齢)
Google側は、ドメイン年齢に関する項目を以前と比較して重要視しない傾向にあるようです。周期表に表記されている当項目は2015年と比較して1減少しました。

Ph(リピーター)
ユーザーの検索履歴に関する当項目も以前と比較して重要でなくなりつつあります。
周期表に記載されている当項目は2015年時点の+3から+2へ減少しました。

③ 前回から除外された項目

Ti(身元)
2015年に、Google側はGoogle authorshipのサポートを終了したことから、当項目の重要性に関して様々な意見がありましたが最終的に除外されました。

Ps(社会的支持)
ユーザーの検索結果に影響を与えるとされているソーシャルメディアとしてGoogle+がありますが、近年は検索順位に殆ど影響がないことから、除外されました。

まとめ・考察

前回のSEO周期表と比較して、Am(モバイル)やAs(スピード)の数値が上昇したことからも分かるように、Googleの方針としてモバイルサイト、ページ表示速度を重視することが示唆されました。
モバイルファーストインデックスの施行に関しては予定していた2017年よりも後ろ倒しになるようですが、これまでと同様にスマホサイトの対策が重要であるといえます。
スマホサイトの対策として、下記URLからモバイルフレンドリーかどうか簡単に調べることが出来ます。
(引用元: https://search.google.com/test/mobile-friendly)
モバイルフレンドリーサイトの場合、結果画面に「問題ありません。このページはモバイルフレンドリーです。」と表示されますが、「モバイルフレンドリーではありません」という警告文が表示されるとモバイルフレンドリーではないので、表示されるコメントに対して改善していきましょう。

ドメイン年齢に関しては、重要視されなくなるようです。
被リンクの影響力は量から質を重視する傾向になってきているようです。
つまり、ドメイン年齢が高く、多くのリンクが貼られていたとしても質が低いと検索順位に影響しなくなる傾向にあるようです。

質の低い、不自然なリンクへの対策として、まずはリンク元のサイト運営者に削除依頼をお願いしましょう。
削除依頼しても対応してくれない場合などは、「リンク否認ツール」というものがございますので使用しましょう。
リンクの質に関しては更新頻度を意識し、質の高い被リンクとすることでサイトとしての評価を向上させることが大切です。

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